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解説はいらない

文庫本の最後にある「作者あとがき」とか「解説」とかって読むのがすき。もちろん、その本を読むのがまず好きなわけだけど。

でもこのところ「解説」がひっかかる。
すご~くその本が好きだったり、その作者が好きだったりする、文章を書くことを生業としているエライ作家さんが書いている、というか「解説を書いてくださいね」とお願いされるんだろうけれど、そんな「解説者も作者の一ファンである」というスタンスをわかってはいても「解説」が「蛇足」にしか思えない今日この頃。
解説はいらない_f0032653_1354082.jpg

たいていその作家をどうやって知るようになったか、そしてどう好きになったか、それから本の内容をかいつまんで「解説」しているわけだけれど、そしてたいていその「解説」はなんか本の芯と少しずれたところで「解説」されているような気がしてとてもとても邪魔くさい。そうは言っても読むんだけどね、最後まで。

わたしが解説者だったら
「いいよこれ。読んでみたら」
とか
「なんか、ヤラレた。読んでほしくないなぁ」
とか。
どっちも同じ気持ちで。ま、それじゃ解説にならないけれど。

本なんてあまり余計なことは言わない方がいい。作者と読者の間に登場人物がいて、読者ひとりひとりがそれぞれの世界に遊べばいい。ほかの誰とも共有しなくていい。作者が提供してくれたあたしだけの世界。

今日読み終わった佐藤多佳子の「サマータイム」も気に入った。
小さな4編のお話。時間をへだててどれもつながっている。
彼女の描く人たちはみんないい。実際会ったらきっと友達にはならないだろうなって人もやっぱりなんかいい。
人って簡単じゃないもの。表に見えているだけの人なんていないもの。裏もその人、上からも下からも右からも左からもその人。全部なんてぜった見えないけれど、せめて見えている部分だけで人を判断しない人間になりたいもんだわ。

少し前に『黄色い目の魚』を読んで、その次に『しゃべれども しゃべれども』を読んで彼女の本はこれで3冊目。



なのに「サトーなにさんだったっけ?」と作者の名前がいまいち覚えられない・・・。失礼な愛読者。
by miholanta06 | 2009-02-21 13:32 |